10冊目『「3年で資産1億円」の築き方』初心者にはやや飛び道具的な手法が目立つ、中級者向けの内容！
今までの本とは逆のことをすすめる「飛び道具的」な手法盛りだくさん
野村證券勤務後、Yahooファイナンス、大手証券会社のメディアで連載等をもつ人気アナリストの本。
引退後の生活に必要な費用等から、最低でも1億円の資産が必要、と唱えその資産を形成するための書籍。
他の本ですすめるのと同じように貯蓄や支出の削減を指南する一方で、実際の資産形成法は初心者からすると結構「飛び道具」な印象。
元手は「事業売却益」で作れ！
資産形成の主な手法は同氏の専門分野である株式投資。
その株式投資の元手として自分で事業を作って、大手企業へ売却する戦略を提案している。
その事業はいわゆる飲食店などのフィジカルなビジネスでもいいが、たとえばファンやフォロワーをたくさん備えたブログやポータルサイトなどのWEBサイト、WEBサービスも対象になりうるとしています。
さすが大きいお金を動かす専門家の発想といえるし、人によっては「イメージわかない！」という人もありそうです。
が、本気でやれば3年間という期間のなかで資産形成するには着実な方法とも言える。
WEBサイトやブログの売却、ぐらいのイメージならできそう。
株式投資は「信用取引」を推奨
なんと、様々な「成功者本」が口を揃えて「手を出すな！！」といっている信用取引を全面に進めている同書（笑）。
空売りにも言及しており、やはりプロの視点から語られているような印象。
これだけを見て投資に挑戦する人っているのかな・・。
色々とちょっと今の自分には少し早いかなと思った一冊。
数年後読んだら感じ方が変わっていそう。いや変わっていよう。
レベルアップしたらきっともっと役に立つ本。
