13冊目『幸せなお金を引き寄せる億万長者の「超」法則』女性ならではのユニークな切り口。愛に溢れた一冊

プロフェッショナルのミュージカル女優から経理会社の起業、会社の売却、離婚、破産寸前・・とかなり波乱万丈な著者。しかも女性。

だからこその説得力と「自分にもできそう」と思わせてくれる一冊。

成功本・自己啓発本はとかくマッチョな内容のものが多い印象だが、著者が女性というのは珍しい。

表現が平易、かつ例え方がユニーク、視点も女性ならではというものが多く盛り込まれていて、読んでいてほんわかする一冊。

失敗は成功の母。数撃ちゃ当たる。

著者は収入や収穫を得ることを大航海時代の「船」にたとえてこう言う。

収益を増やすための船をたくさんだそう。

一つの船だけを出してその帰りを待っていても、ときには帰ってこない船もある。

そして大きな成功には時間がかかることをも理解しよう。

小さな船がたくさん帰ってこれば大きな船を待つ余裕もできるというもの。

それまでは副業などで小さな売上を辛抱強くあげていくこと。

そして本書は収入倍増計画！と称し「船をたくさん出す」ための具体的なチェックリストややるべきこともアドバイスしている。

ということで、私も増やすべき「船」を考え、実行することにした。

失敗したときの回復方法は、思い切り泣く→思い切り食べる→電話する→笑う→働く。

このあたりがなんとも女性らしい観点で好感を持った。辛いときは泣いていい、愚痴っていい、暴食してもいい。

一方で泣くから働くまで、一日以上時間を掛けないこと。としっかりけじめを付けるあたりがしなやかな著者の姿勢を感じる。（そして著者は重要なのは、「笑う」「働く」を重視している。）

【メモ】

・30秒で相手の心を掴む自己紹介をする。

・ありきたりな自己紹介をすると、その人は自分の知っていることと結びつけて、早合点して終わってしまう。

→私なら…「夢を叶えるためのデザイン制作、経理管理やWEB運営アドバイザー」

・自己評価を高く持とう。自己評価が高い、とは誰から否定されても自分がうまくいくことを信じ続けるということなのだ。

『3日後引き寄せ日記』もそうだけど、女性が書く自己啓発本は愛に溢れて、明るさに溢れていて心があたたまる。

マッチョなお父さんの背中をみて「よし！やるぞ！」もいいけど、女性特有の明るさと愛を感じながら「私もやれるんだ・・！」というのもいいものです。

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